ちびまる子ちゃん第一期の伝説の回、「永沢君の家、火事になる」の巻が3月1日~4月1日までの期間中アニメタイムスで公式配信中です。
永沢君と言えば、藤木君と並んで陰気で嫌味な如何にも陰キャ臭いキャラクターですが、彼の性格が捻じ曲がってしまったのも分かるよなぁ。
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永沢君は火事ですべてを失ってしまう
永沢君の家か火事になった原因は隣家のもらい火。
父親や母親は先に脱出していましたが、永沢君は何かを持ち出そうとして逃げ遅れてしまったのか一番最後に消防士に手を引っ張られて出てきました。
奇跡的に無傷だったものの、片手にはヘンテコなロボットのおもちゃが。
実際にはもっと大切なものもあったと思いますが緊急事態に慌てて手に取って持ち出せるものなんて意外としょうもないもので、一歩間違えていたら焼け死んでいたでしょうね。
「全部燃えちゃうんだもん、悲しいよ……柱の傷も、大好きな本も、せっかく描いた絵も、大事な手紙も……」
というセリフは感慨深いですね。
クラスメイトからの追い打ち「永沢君をはげます会」も酷い
後半では丸尾君の思い付きで「永沢君をはげます会」が開催されます。
火事のあった翌日に、永沢君は登校してきますがクラス全員が気まずくて声もかけにくい雰囲気。
そんな彼をみんなの立たせて、クラス全員から強制的に一人ひとり励ましの声をかけさせます。押しつけがましい善意を振りまき自信満々の丸尾君とは正反対に、クラスメイトは腫物を触るように一言づつ声をかけるのです。
(放っておいてあげればいいのに)
更に止めを刺すように、みんなで「手のひらを太陽に」を合唱。
(もうやめてあげて…)
結局丸尾君の善意の行為は彼の心を余計締め付けただけで、本人にとっては不愉快でしかなかったようで
「みんなはいいよな、火事にならなかったんだから…」
という発言で一同凍り付くのでした。
ちびまる子ちゃん 初期はクズの極みのキャラ揃いだった
ちびまる子ちゃんは初期のエピソードはかなりブラックな内容が多かったですね。
人の心が分からず善意で人を傷つける丸尾君がこの話の戦犯だが、まる子も主人公とは思えないような陰湿な一面が見られました。そしてそれを甘やかす友蔵も…
母親に野次馬早めるよう止められるも面白半分で火災現場に駆け付けるわけで。
永沢には同情はするものの、後で新聞に火事の写真が載った際
「もっとお洒落していけばよかった」
というセリフはなかなかの外道さ。
水害をバックに記念写真を撮るエピソードもなかなかイカれていましたが、こちらも今だったら炎上不可避な内容です