数日前に耳に挟んだアニメ映画、「アラーニェの虫籠」がどうにも気になってたまらないので遂に配信サイトでレンタルして視聴しました。
個人製作特有の独特の描写が含まれるため、ちょっと好みは分かれると思いますが、マイナーアニメ好きだけではなく、ジャパニーズホラー好きにもお勧めしたい作品です。
グロテスクな描写や昆虫の描写が多々出てくるので、ホラーが苦手な人は見るのが苦痛かもしれませんが。
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この映画、何と言っても驚く点はたった1人で作り上げられた作品ってとこですね。
確か新海誠監督のデビュー作「ほしのこえ」も1人で作り上げた映画ですが、あちらは25分ですから、こちらの約75分がいかに長いか分かるかと思いますねぇ~
様々な作品に関わってきた方だけあって、キャラクターデザインは秀逸ですが、所々カクカクしていたり、3DCGを多用しているので、他の商用アニメと比べればぎこちなさはありますが、この点を期待外れだとか、低評価するのはナンセンスじゃないですかね~?っていうか、むしろこれだけのクオリティのものを作り上げたことに、感動。
終盤に近付くにつれてグイグイ引き込まれるような作品なので冒頭のシーンだけでこの程度の映像かぁ~って、切っちゃうかもしれないのはどうにも残念ですが。
そういう人は大手映画だけ見てればいいと思うなぁ~
一貫して一人で作り上げられただけあってストーリーが濃厚
で肝心のストーリーなんですが、これがまた重厚。分業化せず1人で作り上げているだけあって、かなり緻密に作られてますよね。
1クールで放送できるような内容を詰め込んでるので、後半ストーリーに付いていけなくなりそうでしたが、それでも映画見ててなかなかこんな冷や汗かかないわ( ゚Д゚)
(ちゃんとした正解はあるものの)全てが説明されないままお話が終わるので、かなり考察しがいのあるストーリーですが、あまりにも難解な部分が多いせいか、公式サイトでもネタバレ解説がちょこっとあったりします。
(視聴者の想像力を削がないように、核心まではネタバレされていませんが。)
「アムリタの饗宴」というタイトルでスピンオフで続編が出る様なのでかなり楽しみですね。楽しみです。