新幹線薬品漏れ事故 続報
10月9日に東北新幹線で起きた薬品漏れ事故ですが続報が出ていました
10月9日、仙台駅付近を走行中の東北新幹線の車内で薬品が漏れ、乗客ら11人がやけどなどをした事故で、警察は、鑑定の結果、薬品から「硫酸」と「硝酸」の成分が検出されたと発表しました。
警察によりますと、硫酸と硝酸の濃度はわかっていませんが、薬品を入れた容器は原型をとどめていない状態でした。また、薬品を運んでいた40代男性は、規模の小さい地質調査会社の社長だということです。この男性は「薬品は自分が管理する青森県十和田市の倉庫から持ってきた。硫酸と硝酸は鉱物を採取する際に使う」などと話し、薬品については「ペットボトルで持ってきた」と話しているということです。
薬品の正体は硫酸と硝酸だった
薬品の正体は当初より硫酸ではないかと私も思っていましたが、予感は的中
鑑定の結果「硫酸」と「硝酸」だったようです。
濃度は分かっていないようですが、子供が大やけどしたくらいですから相当な濃度だったでしょうね。
ちなみに濃硫酸と濃硝酸を3:1の体積比で混合した液体のことを混酸と呼びニトロ化合物の生成に使われるそう。
※勘違いされがちですが王水ではないです
どのみちかなり危険なものを持ち歩いていたのには変わりはないでしょう。
薬品を運んでいた男性は社長だった
今回一番驚いたのは、事故を起こしたのが平社員ではなく社長だったことでしょうか!
最初は東京都内の地質調査会社に勤める男性という情報しかなかったのですが、規模が小さいとはいえ責任者がここまで安全意識が低いのは恐ろしいですね。
東京の会社に勤めているのに、社長自ら青森県十和田市にわざわざ取りに行ったり、なかなか状況が掴めないですけど、相当慌てて取りに戻ったとか(゜-゜)??
会社名はまだ公開されてないようですが、なかなか闇が深そうです
立場上、業務上過失致傷でそれこそ実刑受けてもいいレベル。加えて賠償責任も当人がすると思われます。損害額を考えると倒産とかそういうレベルじゃすまなそうだ…