怪しい?毎月1万円まで無料になる電力会社がスタート
株式会社エスエナジーが毎月1万円までの電気代が無料になる電力会社「タダ電」をスタート!
申し込みにはスマホアプリが必須ですが、5月30日現在AppStoreのみアプリが公開されており、Android版は準備中みたいですね。
タダ電は安く見えるけど0円で利用するのは難しい?
タダ電は1万円以下の電力が無料になるので、一見するとお得に感じますね。
●『タダ電』の特長
『タダ電』は、加入すると自宅の電気代が毎月10,000円までタダ(無料)になる電力会社です。10,000円以降の電気の利用に関しては利用量に応じてお支払いをいただきますが、電気代が10,000円に満たない場合は、いっさい電気代をお支払いいただく必要はない電力会社となります。
切り替え工事や費用も不要です。お申込みは専用のアプリをダウンロードし、必要情報を記入するだけで、数分でお申込みいただくことが可能です(※)。また基本料・解約手数料も無料です。契約期限に制限があったり、解約時に手数料が発生したりもしません。万が一ご納得いただけない場合はいつでも無料で解約が可能です。
なお、送電の仕組みやインフラも地域電力のものを使用していますので、電気の品質が落ちたり、停電が多くなることもありません。今まで通りの仕組みを使用していますので安心してご利用ください。出典 毎月10,000円まで電気代がタダ(無料)になる電力会社 『タダ電』スタート!|株式会社エスエナジーのプレスリリース
ちなみにタダ電の具体的な料金については約款、重要事項説明を見ないと分からないようになっていました
(-ω-;)ウーン ちゃんと読まないで契約してしまった人はいるだろうか。
↓
2023年4月1日改定の重要事項説明によると電気料金は1kWh65円。
大手電力会社と比べると遥かに割高になっています。
電気代が1年を通して153kWh以下ならいいわけですが、独身でも普通に使うと超過してしまいそうです。
超過した燃調等も別途請求
また、電気代が無料の範囲を超えてしまった場合、電気料金に加えて燃料調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金も上乗せされる模様。
燃調に関してはこれも大手と比べるとかなりαの数字が大きい気が…
平均燃料価格=A×α+B×β+C×γ
A=各平均燃料価格算定期間における 1 キロリットル当たりの平均原油価格
B=各平均燃料価格算定期間における 1 トン当たりの平均液化天然ガス価格
C=各平均燃料価格算定期間における 1 トン当たりの平均石炭価格
α=0.1970
β=0.4435
γ=0.2512
ちゃんと契約書を確認せず、使いすぎてしまった場合の電気代はあまり考えたくないですね…
「タダより高いものはない」なんて言葉は情弱臭くて嫌いな言葉なんですが、興味のある人は自己責任で契約してみましょう。
月のほとんどを留守にして週末しか帰らないような人ならありかも。