ロク姫速報 

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激レア体験というか、心霊体験のような奇妙な場所に行きかけた話

※本ページにはプロモーションが含まれています。

今週のお題「激レア体験」

 

ちょっと怖い話をつづってみます。実際に私が体験した話です。以前書いた怖い話の修正版になります!

オカ版風に言うと「サイクリング中に異世界に行きかけたんだがwwwwwww」ってタイトルでもつけたいような内容っすね。

 

 中学時分は友達も少ないなりにいたのだけれど、私自身が自由奔放なタイプだったので暇なときはいつも自転車で走り回ってたんですよね。ウチ、小遣いもほとんど貰ってなくて必要な時だけ親から貰っているだけだたので、本当に大した目的もなくあちこち冒険していたわけですよ。ほら、家から15分くらいの距離でも行ったことのない場所って本当に景色が目新しくて…

 

 まぁそんな、つまらない生活していたある日のことそれが起きたんですね。…その時分はは、自分の家から比較的近い工場の裏あたりの住宅街を走り回ってたんですね。普段曲がらない道の先には何があるんだろう・・・って、些細な好奇心で、近所の地理を覚えるように次々に普段はいらない細い道に自転車で走り抜けていた日ですね。

 その時思い付きでとある川沿いの道を曲がって数百メートルくらい走ったかな~。その先は袋小路になっていて行き止まりだったんですが、そのあたりにきてふと変なことに気が付いたんですね。周囲が急にモノクロに近づいたかのように色あせた景色が広がってたんです…先ほどまではまだ日の光もあって明るかったのに、突然あたりが暗くて澱んでることに気が付いたんですよ。その上周りに人の気配もなくて、とてつもなく陰気でドヨンとした空気に冷や汗がでたのをおぼえています。目線を横に向けると古臭い喫茶店があったんです。トミヤコーヒーの看板*1があったから確かに喫茶店なんでしょう。けど、その店のツタだらけの壁や古ぼけた真っ黒なドアがなんだかそこに存在してはいけない…っていうかこの世の物じゃないような佇まいだったんですね。私の地元にそんなものがあるわけないって直感的に感じた。
 で、そのうちに黒いモヤのような霞のような影に周囲が包まれるような感覚が強くなっていて、これ以上ここにいてはいけない‼って危険を察知して、踵を返して自転車を急がせて引き返してきたわけです。

 

 

 それきりその場所には怖くて寄り付く気がしなくて、結局そのまま十年近く経っていたんですが、ある日うっかり思い出してしまって。どうしてもあの時の記憶が夢だったのか気になって…結局度胸試しで行ってきたんですよ…

 結局行くと決めたはいいが、さてさて…あの時県道沿いを曲がって細い道に入ったのは覚えているけど、その通りは河の付近で枝分かれしていることもあって細い横道が多いしなかなか場所が思い出せない…結局何回も引き返して、やっと似たような場所を見つけたわけですが…

 

 

 

似たような…というと変な言い方なんですが、確かにその場所は存在しました。確かに喫茶店はありました。以前の様な不気味な佇まいではなかったんですが、それでも当時見かけたトミヤコーヒーの看板*1がそのまま残っていたんですよ。

 でも実際に私がたどり着いた場所は、陽ざしの良い明るい雰囲気の所で近くに影になるようなものもなく、新築の住宅の近くでは子供たちがボールで元気に遊んで拍子抜けしました。その時空き地だらけだった袋小路は綺麗な住宅が立ち並んでたんですよ!

 あの時感じた不気味な空気感はどこにもなかったです。正直この喫茶店が残ってなければ、場所を間違えたと思って引き返していました…その喫茶店でさえ、当時感じた不可解な雰囲気は消え去っていて、同じ店だと何度も見直しました。

 

 でも思い返すと本当に変なんですよ、その通りに最初訪れた時はその不気味な喫茶店以外は空き地だらけで、日陰なんて無かったはずです。だって再訪した日ですら日陰なんか全然なかったし…それなのに何故あの日不気味なほどあたり一面が日暮れのように暗くなったんだろう…

 

 ただ、その日そのまま引き返さなかったら、現実と異世界(彼岸?)の境目に行ってしまったようなゾッとする感覚だけは二度と味わいたくないな。

 

 具体的に幽霊が見えたとか、異世界の住人と会話したとか、リゼロみたいなのきたいしてたのにwwwってツッコミいれたくなるような内容じゃないんですが、個人的には人生で3番目くらいに入る恐怖体験ですw

ガチな心霊体験あるんですけど、逆にそれっぽ過ぎてつまらないかなー???

 

 

*1:都内でいうキーコーヒーの加盟店のような看板)