今話題になっている記憶喪失のモヒカン姿の男性
島根県の山の中で記憶喪失の状態になっていた自称田中一さんが話題です
田中さんが目覚めたのは7月上旬。大阪の中心部からおよそ230キロ離れた島根県奥出雲町。
不思議なことに、財布の中身は空っぽで、身分証も携帯電話も持っていなかったのに、カバンの中にはポリ袋に入った60万円もの大金が入っていたというから不思議です!
記憶が戻るまで待つことにして、キャンプ用品などを買って過ごしていたようですが、断片的に思い出した記憶を頼りに大阪に向かったところ、カバンの中から記憶には無かったナイフが出てきて不幸にも逮捕されてしまったそう。結局、警察の方でも扱いに困ってしまい、NPO法人の支援を受けてアルバイトをして生活をしていたそう。
話もファンタジーのように壮絶ですが、気が付いたときからその髪型だったというモヒカン姿があまりにも特徴的で一躍有名になりましたね。
なんというか「なろう系主人公」の逆異世界転生話を聞いているみたいだよな。
アパレルブランドの2009年のブログに酷似した人物が見つかる
AIの発達により、報道から間もなくネットユーザーから同一人物を見つけたという情報が拡散されました。
JAMES&CO.が9月に公開した以下の記事の写真に、確かに髪型や顔立ちがそっくりな人物がいますね。全国からたくさんのバイヤーさんが来たとの内容だったため、写真の方もバイヤーさんだったのならモヒカン姿も違和感がないですね。
相当数の問い合わせがあったのか、アパレルブランド側も新たにこの件について投稿。
スタッフではないことを明記した上で、判明した情報はNPOに伝えたようですが同一人物であることは明言していませんでした。
現在、SNS上でJAMES & CO.の2009年のブログが引用されております件についてご報告いたします。
こちらで判明した情報は、すべてNPO法人ぴあらいふ様にお伝えしております。
そのため、弊社にお問い合わせをいただきましても、お答えすることはできません。あらかじめご了承ください。また、ニュースの人物は、弊社スタッフではございません。
多分身元が確定!
更に、NPO法人によると親子関係のある方から連絡があったため本人で間違いがなかったようです。
2009年当時はアパレル関係の仕事をしていたかもしれないが、消息を絶つ寸前は別の仕事をしていたそうで、出雲にいたのも遊びで来ていたようですね。
田中さんが本当に都内の40代男性かどうかについて、NPO法人「ぴあらいふ」の担当者は4日、J-CASTニュースの取材に対し、「親子とみられる方から連絡がありましたので、たぶん間違いないと思います」と答えた。
田中さんは、アパレルのバイヤーをしていたのではないかという情報については、こう話した。
「当時は、このお仕事をしていたのかもしれません。写真を見てご本人かなと思いましたが、いなくなる前は、違うお仕事をしておられたと聞いています。家族とみられる方とは、これからご本人と会っていただいて、身元を確認するつもりです。お会いすることで、ご本人が何か思い出せればいいなと思っています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/40b98f304a59dde459d5a0aff017a192412992bb?page=2
記憶喪失に関する謎
ネット上ではあまりにも壮大な話のため、記憶喪失を装った売名行為ではないかという厳しい意見をする人も多かったです。
ただ、現に警察署に2度も訪れていますし、それは考えにくいのでは…
また記憶喪失の原因も気になります。
最初に目覚めた時は頭が痛かったと言っていますね。頭を強くぶつけたり殴られたりすると、記憶が無くなることはあると思いますが、特に外傷は無かったのでこの線は低そう。
また薬やアルコールなどで一時的に記憶を失うこともありますが、こちらも長期に渡ることは考えにくいですよね。
考えられる一番の原因は心因性健忘(解離性健忘)ではないでしょうか?
何か、強いストレスやトラウマ体験が引き金になり、記憶が「シャットアウト」されたため、本人の体や生活機能は保たれているのに、名前や過去の記憶だけ抜け落ちたのだと思います。「気がついたら山中で目覚めていた」「お金だけを所持」など、普通の記憶喪失に比べて不自然に見える部分も、このケースなら考えられなくもないですね。
それこそ自殺するか考えるレベルの死ぬ瀬戸際の辛さだったら、身分証やスマホは特定を防ぐために自分で捨てるなり置いてきたと考えられなくもないか?
現金に関してはどこかに隠すつもりだったのか、最後に何か使う予定があったのかも…
記憶喪失になる前に記憶を閉ざさないと耐えられないよう何かがあったのだとしたら、会ってもあまり思い出さない方が幸せなのかもしれませんね…
記憶喪失の当事者の書いた本もあるので参考までに

