小山町バス事故続報 サイドブレーキを踏んでいた
先日から、報道されている小山町でのバス横転事故ですが新たに運転手がサイドブレーキを踏んでいたことが分かったようです。
当初は睡眠不足や、飲酒、薬物等を徹底的に調べられたようですが、健康状態には問題はなかった模様。ただ、まだ若く経験の浅い運転手だったようですね。
今回の事故は、下り坂でのブレーキの使い過ぎが原因のフェード現象だといわれています。ブレーキの使い方が適切でなかったために事故を起こしてしまったのでしょう。
フットブレーキの使い過ぎで死亡事故を招いてしまったことは罪ですが、ブレーキが効かなくなった時、サイドブレーキを引くことは少しでもスピードを落とすためには正しい判断で、可能な限り事故を防ごうとしていた証拠にはなるはず…
事故現場をストリートビューで調べてみた
事故が起きた付近のストリートビュー
2014年の写真なのでちょっと風景は変わっています
↓
航空写真だと、くねくねと曲がった長い坂道が一度途切れる場所になりますね。
正直、可能な限り減速をしたとしても、坂道で勢いの付いたバスを安全に止めるのはかなり無理がある気が…
普通免許取得するとき、教習ビデオでは壁にこすりつけて止めるように習ったけど、横転しかねない斜面や森林ばかり。
何処かに緊急退避所があれば、よかったのに!
県によると、ふじあざみラインの路肩には、下りでブレーキが故障して止まれなくなった車が進入できる「緊急退避所」は設けられていない。道路管理者の判断で必要に応じて設けることになっているといい、担当者は「これまで今回のような事故はなく、必要と判断されてこなかったのではないか」と話している。
今まで事故が無かったので必要だと判断されていなかったようですが、観光バスが多く通るなら設置基準をしっかり作った方がいいと思いますけどね。
今回は全国旅行支援の適応になる
”ふじあざみラインで行く富士山五合目&駿河湾クルーズ フルーツ&海鮮10種持ち帰り!金目鯛など伊豆の幸御膳”
このような事故があると、バスツアーの申し込みも減ってしまいそう。
死亡事故を起こしたとはいえ、慣れない道での過失による事故であちこちで実名報道をされ、クラブツーリズムのロゴがはいったバスをデカデカと報道されるのは、少し不憫な気もしてしまいますね。